--- slug: /ja/development/build-cross-loongarch sidebar_position: 70 title: LoongArch64アーキテクチャ向けにLinuxでClickHouseをビルドする方法 sidebar_label: LoongArch64向けLinuxでのビルド --- 執筆時点(2024/03/15)では、loongarch向けのビルドは非常にエクスペリメンタルとされています。すべての機能を有効にできるわけではありません。 これは、Linuxマシンを使用して、LoongArch64 CPUアーキテクチャの別のLinuxマシンで実行する`clickhouse`バイナリをビルドしたい場合のガイドです。これは、Linuxサーバー上で実行される継続的インテグレーションチェックを目的としています。 LoongArch64向けのクロスビルドは、[ビルド手順](../development/build.md)に基づいています。まずはそれに従ってください。 ## Clang-18のインストール UbuntuまたはDebianのセットアップに対して、https://apt.llvm.org/ の手順に従うか、次のコマンドを実行します。 ``` sudo bash -c "$(wget -O - https://apt.llvm.org/llvm.sh)" ``` ## ClickHouseのビルド {#build-clickhouse} ビルドに必要なllvmのバージョンは18.1.0以上でなければなりません。 ``` bash cd ClickHouse mkdir build-loongarch64 CC=clang-18 CXX=clang++-18 cmake . -Bbuild-loongarch64 -G Ninja -DCMAKE_TOOLCHAIN_FILE=cmake/linux/toolchain-loongarch64.cmake ninja -C build-loongarch64 ``` この結果として得られるバイナリは、LoongArch64 CPUアーキテクチャを搭載したLinuxでのみ実行できます。