ClickHouse/docs/ja/operations/external-authenticators/ssl-x509.md
2024-11-18 11:58:58 +09:00

2.4 KiB

slug title
/ja/operations/external-authenticators/ssl-x509 SSL X.509証明書認証

import SelfManaged from '@site/docs/ja/_snippets/_self_managed_only_no_roadmap.md';

SSL 'strict' オプションは、受信接続に対する証明書の厳格な検証を有効にします。この場合、信頼された証明書を持つ接続のみが確立され、信頼されていない証明書の接続は拒否されます。したがって、証明書の検証により、受信接続を一意に認証することが可能となります。証明書のCommon NameあるいはsubjectAltName extensionフィールドを用いて、接続されたユーザーを識別します。subjectAltName extensionはサーバー設定でワイルドカード '*' の使用をサポートしています。これにより、複数の証明書を同じユーザーに関連付けることが可能です。さらに、証明書の再発行および失効はClickHouseの設定に影響を与えません。

SSL証明書認証を有効にするには、各ClickHouseユーザーに対応したCommon NameまたはSubject Alt Nameのリストを設定ファイルusers.xmlに指定する必要があります。

<clickhouse>
    <!- ... -->
    <users>
        <user_name_1>
            <ssl_certificates>
                <common_name>host.domain.com:example_user</common_name>
                <common_name>host.domain.com:example_user_dev</common_name>
                <!-- 他の名前 -->
            </ssl_certificates>
            <!-- その他の設定 -->
        </user_name_1>
        <user_name_2>
            <ssl_certificates>
                <subject_alt_name>DNS:host.domain.com</subject_alt_name>
                <!-- 他の名前 -->
            </ssl_certificates>
            <!-- その他の設定 -->
        </user_name_2>
        <user_name_3>
            <ssl_certificates>
                <!-- ワイルドカードサポート -->
                <subject_alt_name>URI:spiffe://foo.com/*/bar</subject_alt_name>
            </ssl_certificates>
        </user_name_3>
    </users>
</clickhouse>

SSLの信頼の連鎖を正しく機能させるためには、caConfigパラメータが適切に設定されていることを確認することも重要です。